
オーストラリアの仮想通貨企業Coinshypeの元取締役が、国際的な仮想通貨投資詐欺に関連した犯罪収益であると合理的に疑われる資金を取り扱った罪を認め、有罪判決を受けた。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)によると、ブレンダン・ガン被告は12か月の禁錮刑を言い渡されたものの、3,000豪ドルの保証金を条件に12か月間の善行誓約を交わしたため、直ちに釈放された。この事件は、オーストラリアの投資家を標的とした海外の仮想通貨投資スキームに関連する18万1,000豪ドル以上の資金に関わるものである。
ASICによると、ガン氏は2018年12月から、Coinshypeという商号で事業を展開するMormarkets Pty Ltdの取締役を務めていた。2019年から2020年にかけて、同社は仮想通貨やその他の投資商品の預金を受け入れるため、6つの金融機関にまたがる22の銀行口座を開設した。銀行は、口座に関連する顧客からの苦情や不正行為の疑いについてガン氏に繰り返し警告した後、最終的に口座を閉鎖した。
2つの口座が閉鎖された際、ガン被告は合計約18万1000豪ドルの銀行小切手を受け取り、その資金を共犯者に送金した。彼は2026年1月に、犯罪収益であると合理的に疑われる資金を取り扱った罪で有罪を認めた。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、今回の事件は投資詐欺の撲滅と不正資金の移動を助長する人物の追及に向けたASICの継続的な取り組みを示すものだと述べた。同委員会は、今回の訴追はASICの捜査に基づき、連邦検察局によって行われたと指摘した。
この事例は、仮想通貨関連の投資詐欺に対する規制当局の継続的な監視と、金融機関が提起する警告の兆候に適切に対応するという企業取締役の責任を浮き彫りにしている。