
関東財務局は2024年5月24日、Go Markets Pty Ltd (MU)に対し、インターネットを通じた店頭デリバティブ取引の勧誘について無登録営業の警告を公表した。日本語サイトや円建ての送金手段があっても、日本の金融商品取引業登録を意味しない。日本居住者にとっては、手数料の比較より先に確認すべき利用条件である。
国際英語サイトの法人はGO Markets Pty Ltd (MU)、会社番号170969で、モーリシャスFSCのInvestment Dealer免許GB19024896を掲げる。引受業務を除くフルサービス区分だが、Saint Vincent and the GrenadinesのGO Markets LLCとは別法人である。他社の免許や決済代行会社名ではなく、契約書の相手方を確認する必要がある。制裁や現地法に反する提供も除外され、その他の居住地での利用が一律に認められるわけではない。
GO Marketsはスプレッド中心のStandardと、FXに別途手数料がかかるGO Plus+を用意し、MT4、MT5、cTrader、TradingViewを案内している。USD口座のPlus+はFXの標準ロット当たり片道2.50米ドル。選択肢の広さは利点だが、株式CFDやスワップフリー口座まで同じ料金・機能と考えることはできない。
BrokersViewのGO Markets情報では最低入金額ゼロの項目と、200米ドルとする過去の説明が併存する。口座開設、入金方法の下限、取引に必要な証拠金は別の条件である。どちらかの数字をすべての現行サービスへ当てはめず、申込先の条件を確認したい。
StandardはFXスプレッド0.8pipsから、別途FX手数料なし。Plus+は0pipsからに片道手数料が加わる。最低値は平均約定コストではない。口座ページの最大レバレッジ1:500とcTraderページの個人顧客向け最大1:30にも違いがあり、法人・プラットフォーム・顧客区分を指定して確認する必要がある。
標準ロット当たり片道手数料は口座通貨によりAUD 3、CAD 3、CHF 2.50、EUR 2、GBP 2、HKD 20、NZD 3.50、SGD 3.50、USD 2.50。すべて同じ米ドル額ではない。料金の注記ではこの手数料はFXに適用され、商品・指数・暗号資産・債券は独立した売買手数料なしとされるが、スプレッドや保有費用までゼロではない。
USD口座でEUR/USDを標準1ロット=10万ユーロ、1pip=10米ドルと仮定すると、Plus+の往復手数料5米ドルは0.5pipsに相当する。他の費用と執行条件が同じなら、Standardより0.5pipsを超えてスプレッドが狭くなって初めて有利になる。比例計算では0.01ロットの往復は0.05米ドルだが、実際の端数処理は別途確認が必要だ。
公表スプレッドは2026年2月1〜28日の参考標本で、EUR/USD平均は0.1対0.9pips。ただし低スプレッド列はGO Plus+ではなくGO PROという表記になっている。同じ条件が申込先Plus口座に適用されるなら、上記の計算は往復6対9米ドルとなる。口座の対応関係を確かめる前に現在の約定可能価格として使ってはいけない。独立した実測でもなく、スワップ・両替・スリッページは別費用である。
米国株CFDは1株1取引当たり0.02米ドルで最低手数料なし。100株なら新規2米ドル、決済2米ドルとなる。株価10米ドルなら想定元本1,000米ドルに対し往復4米ドルは0.4%、株価100米ドルなら元本10,000米ドルに対して0.04%。FXの最低スプレッドだけではこの差は分からない。
香港株CFDは1取引0.18%、最低HKD 50または記載された口座通貨額。豪州株CFDは0.08%、最低手数料なしとされる。相場データ料金HKD 120とAUD 22、4取引の還元条件も掲載されているため、請求周期と還元条件を確認する。CFDであり、現物株の所有権や議決権を意味しない。
4種類のツールがあっても、全銘柄や証拠金処理が共通とは限らない。TradingViewのFAQはStandardとPlus、FX・指数・商品・暗号資産を案内し、技術上の制約により両建てを含むすべての未決済ポジションに証拠金が必要と説明する。反対売買で必要額が必ず相殺されるとは考えない方がよい。
TradingView接続の無料と有料チャートプランの無料は別で、資金管理はGO Marketsのポータルで行う。cTraderはC#やPython、cBotによる自動化を案内するが、MetaTraderのEAがそのまま動くわけではない。既存システムの利用者は、手数料だけでなく移行の可否を先に確認する必要がある。
モーリシャス英語ページにはVisa、Mastercard、Skrill、Neteller、THB/MYR/IDRの国内送金、国際送金、USDTが並ぶ。別地域のページに載る決済業者を集めても、すべての顧客が使える一覧にはならない。実際の方法は顧客ポータルが示すもので、通貨への対応は現地の営業許可ではない。
内部手数料ゼロでも、中継銀行・決済業者・両替・カードのキャッシング扱いによる費用はあり得る。第三者名義や窓口現金払いは禁止。カード出金は原則として元のカードへの入金額までで、超過分は同名義銀行口座へ送られる。利益の受取方法まで含めて選ぶべきだ。
出金は通常24時間以内の処理、初回は最大3営業日、AEST午後1時前の申請は当日処理という案内だが、銀行着金の保証ではない。資金・財産の出所を示す書類が不足すれば保留される場合がある。豪州法人が一部決済を処理しても、売買契約が豪州法人になるわけではない。
案内は11日間の無料期間後、1ロット1日当たり指数8米ドル、一般の暗号資産10米ドル、現物Brent/WTI 15米ドル、FX・金属40米ドル、BTC 50米ドルの管理費を示す。BTCは一般暗号資産と別区分。11日の数え方は規約で確認し、新規注文ごとに無制限に無料期間が戻るとは想定しない。
対象はMT4・USDのみで、変更は同じ顧客プロフィールの全口座に及び、通常口座との併用はできない。変更前のポジションと資金を解消し、MT5・TradingView・cTrader口座も閉鎖する必要がある。単なる金利設定ではなく、利用環境の変更になる。
BrokersViewの2026年8月の記事は、SVG口座から2025年4月に申請した25,813.77 USDTの出金について韓国の投資家が訴えた内容で、独立確認ができていないと明記する。同じ人の複数投稿を別案件として数えたり、過去の報道から現在も未払いと断定したりしてはいけない。
Dennyの2026年3月の申立ては利益3,763米ドルの控除だが元本は出金済み、4月のFXHarissonは利益と元本の双方を問題にしている。Processingは裁定結果ではない。一方、6月の南アフリカの投稿は全体的に好意的、1月の投稿はツールの選択肢を評価する。GO Marketsの利用者投稿は法人・時期・結果と一緒に読む資料で、約定品質の実測や出金成功率ではない。
利用資格のある顧客が実際のFXスプレッドと手数料を比較し、対応ツールを必要とする場合に検討の余地がある。株式CFDでは株数・最低手数料・データ料金、スワップフリーでは狭い通貨・プラットフォーム条件が判断を変える。日本居住者は無登録営業に関する警告を軽視せず、ブランド全体の安全性を料金比較から結論づけないことが重要だ。
Plus+は常に安いか。いいえ。上記USD EUR/USD例では1ロット往復5米ドルを相殺するため、0.5pipsを超える差が必要。実際の条件で再計算する。
出金の内部手数料ゼロなら当日無料着金か。銀行や両替等の費用は別で、当日処理は当日着金の保証ではない。
他法人の免許はSVG口座にも適用されるか。自動では適用されない。契約相手と文書で判断し、SVGの申立てを全法人への認定事実とも扱わない。
スワップフリーでTradingViewを使えるか。公表FAQはMT4とUSDに限定し、プロフィール全体の変更を求める。すべてのプラットフォームで使える設定ではない。