
オーストラリアの裁判所は、破綻したCFDブローカー3社(USGFX、EuropeFX、TradeFred)に対し、 2018年から2020年にかけての「組織的な不当行為」を理由に、合計3億20万豪ドルの支払いを命じた。オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、これを過去最高額の罰金と呼んだ。
USGFX (連合標準) – 1 億 5,670 万オーストラリアドル
EuropeFX – 1億1410万豪ドル
TradeFred – 2,940万豪ドル
罰則の執行は2026年7月13日まで一時的に停止される。
EuropeFXとTradeFredは、主に中国の顧客を対象としていたUnion Standardの元代理店だった。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)のサラ・コート委員長は、ブローカーらが「経験の浅い、あるいは弱い立場にある人々を意図的に標的にし」、攻撃的な販売手法を用いたと述べた。
EuropeFXは顧客の預金を返還するよう命じられ、金融サービスの提供を永久に禁止された。
ASICのデータによると、2024年にオーストラリアの個人CFDトレーダーの68%が損失を出した。EuropeFXとTradeFredは、95~99%のケースで顧客の損失から利益を得ていた。
「顧客の損失から利益を得る企業は、重大な結果に直面することになるだろう」とコート氏は付け加えた。
記録的な罰金は規制面での大きな勝利ではあるものの、影響を受けた投資家が損失を全額回復できるとは限らない。多くの元顧客にとって、ブローカーの破綻は補償や資金回収の見通しが不透明なことを意味し、投資前に適切な規制を受け、財務的に安定したブローカーを選ぶことの重要性を改めて浮き彫りにしている。