21Shares USとCrypto.comがCronos（CRO）にリンクした新たな投資商品を発売

暗号資産ETF発行会社21Shares USとデジタル資産プラットフォームCrypto.comは、CronosブロックチェーンエコシステムのネイティブトークンであるCronos（CRO）に紐づく規制投資オプションの拡大を目指し、新たな提携を締結しました。この提携には、CROに特化したプライベートトラストと上場投資信託（ETF）の導入計画が含まれています。

Cronosは、Cosmos SDKを用いて開発されたイーサリアム互換のレイヤー1ブロックチェーンであり、イーサリアム仮想マシン（EVM）環境とより広範なCosmosエコシステムの両方を橋渡しします。その相互運用性により、クロスチェーン接続に依存する分散型金融（DI）ツール、アプリケーション、プロトコルを構築する開発者が注目しています。

21Sharesのグローバル事業開発責任者であるフェデリコ・ブロケイト氏は、この取り組みを新しいブロックチェーンネットワークへのエクスポージャー拡大に向けた一歩と位置付けました。「Crypto.comとの提携により、革新的で透明性の高い投資商品を通じて、投資家のCronosエコシステムへのアクセス拡大に貢献できることを誇りに思います」と述べ、両組織は拡張性と相互運用性を備えたブロックチェーンソリューションへの注力強化を目指していると付け加えました。

Crypto.comの社長兼COOであるエリック・アンツィアーニ氏は、今回の拡張は同社の長期戦略に沿ったものだと述べた。「トレーダーが仮想通貨に関与できる手段を増やすことは、仮想通貨のさらなる普及という当社のビジョンの中核を成す」とアンツィアーニ氏は指摘した。Crypto.comは長年にわたりCronosの開発に貢献しており、今回の新製品はその関係の延長線上にあると考えている。

この発表は両社間のこれまでの戦略的提携に基づくものだが、新製品の具体的な発売時期は発表されていない。