
香港当局は、ファンコーヒー投資スキームに関する捜査を開始した。警察は同プロジェクトに関連する115件の苦情を受け、被害総額は10億香港ドル(1億2700万米ドル)を超えると推定されている。
この事件は、香港証券先物委員会(SFC)が2026年7月に「ファンコーヒーGCMプロジェクト」を疑わしい投資商品として特定し、投資家に対し投資額全額を失う可能性があると警告した後に発覚した。
Fun Coffeeは、ベトナムを拠点とするコーヒー事業を謳い、年間最大222%のリターンを約束して投資家を誘致していたと報じられている。参加者は専用アプリをダウンロードし、投資関連のタスクを完了させ、仮想資産を通じて資金を送金するよう促されていた。
地元報道によると、この詐欺スキームは紹介による勧誘で拡大し、数千人の投資家が個人的なネットワークを通じて参加した。その後、出金が停止され、一部の利用者は口座にアクセスできなくなった。複数の被害者グループが結成されたと報じられており、被害を受けた投資家の総数は約4,000人と推定されている。
警察は事件を商業犯罪捜査局に送致し、さらなる捜査を依頼した。当局は引き続き、この計画の構造と関係者の調査を進めている。
また、調査の結果、ファンコーヒーが香港以外の国からの投資家を誘致するために韓国語のウェブサイトやソーシャルメディアチャンネルを運営していたと報じられたことから、国境を越えたリスクへの懸念も浮上した。
今回の事件は、デジタル資産を絡めた高利回り投資スキームに対する規制当局の監視強化を改めて示すものだ。香港当局はこれまでにも、数千人の投資家が被害を受け、数十億香港ドルもの損失が報告されたJPEX事件など、仮想資産関連の大規模な詐欺事件に対して措置を講じてきた。