アジア株市況－上海総合続伸　金融緩和や産業政策への期待が支え

光大証券国際の伍礼賢ストラテジストは最新リポートで、ハンセン指数は2026年に30000ポイントを試す展開もあるとの見方を示した。長期的な視点でみてみると、1997年以降、ハンセン指数はおおむね10年サイクルでブル相場－ベア相場－ブル相場を形成しており、現在はベア相場からブル相場へ向かうサイクルの後半にあると指摘。バリュエーション、資金流入、サイクルの3点がそろい、26年の上昇を後押しする可能性が高いとした。『香港01』が8日伝えた。　伍氏は26年の注目セクターとして、中国資本系金融、スマートテック、エネルギー・非鉄金属、香港地場銀行の4つを挙げた。中国資本系金融は相場回復との連動性が高く、スマートテックは国家政策が支援材料になると指摘。エネルギー・非鉄金属は金利低下局面で恩恵を受け、香港地場銀行は市場活性化や不動産市況の安定が追い風になるとした。　個別では、新華人寿保険（01336）、中国人寿保険（02628）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）、山東黄金鉱業（01787）、江西銅業（00358）、香港証券取引所（00388）、中銀香港（02388）の8銘柄をピックアップした。

ハンセン指数引値：25765.36前日比：-319.72騰落率：-1.23％中国企業指数引値：9083.53前日比：-114.77騰落率：-1.25％

ハンセン指数引値：25765.36ポイント前日比：-319.72ポイント騰落率：-1.23％中国企業指数引値：9083.53ポイント前日比：-114.77ポイント騰落率：-1.25％レッドチップ指数引値：4218.28ポイント前日比：-41.95ポイント騰落率：-0.98％

上海総合指数引値：3924.08前日比：21.27騰落率：0.54％上海B株指数引値：251.56前日比：-0.22騰落率：-0.09％

上海総合指数引値：3924.08ポイント前日比：21.27ポイント騰落率：0.54％上海B株指数引値：251.56ポイント前日比：-0.22ポイント騰落率：-0.09％深セン成分指数引値：13329.99ポイント前日比：182.31ポイント騰落率：1.39％深センB株指数引値：1294.67ポイント前日比：-1.30ポイント騰落率：-0.1％滬深300指数（CSI300指数）引値：4621.75ポイント前日比：37.21ポイント騰落率：0.81％

きょうの小型株は上昇。半導体株などAI関連がまちまちの一方、不動産や建設、倉庫など内需系が買われた。日経平均よりもTOPIXが優位となり、プライム市場の値上がり銘柄数は8割弱と多かった。この結果、TOPIXスモールは終盤に高値を付けるなど堅調だった。東証グロース市場250指数もプラスで終えたが、上昇率は小さかった。　個別銘柄では、材料があったユカリア<286A.T>が急騰。特許関連の材料を受けてフォーカスシステムズ<4662.T>は一時ストップ高となった。メモリ価格の高騰を受けてＡＫＩＢＡホールディングス<6840.T>やハードオフコーポレーション<2674.T>などの関連銘柄が買われた。　値下がりでは、先週にフィジカルAI関連として買われていた菊池製作所<3444.T>やＣＹＢＥＲＤＹＮＥ<7779.T>などが大幅安。株式の売り出しを発表した日本空調サービス<4658.T>や、新株予約権の発行を発表したインフォメティス<281A.T>などが売られた。 TOPIXスモール 3,866.02 +42.37 +1.11% 東証グロース指数 878.83 +4.66 +0.53% 東証スタンダード 1,506.56 +8.45 +0.56% 売買代金（億円）1,259.49 * * 売買代金（億円） 1,385.28 * * 値上がり 283 * * 値上がり 804 * * 値下がり 293 * * 値下がり 566 * * グロース250指数 670.99 +3.48 +0.52%