＊日揮ＨＤ－大和が投資判断を「3」継続、目標株価1200円→1800円

★動意が予想される銘柄 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ＜足元の採算改善と大型案件の受注寄与を反映＞ 日揮ホールディングス<1963.T>　1835.5円 +36.5　野村証券が業績予想を上方修正。レーティングを「Neutral」から「Buy」へ、目標株価を従来の1400円から2200円へ引き上げた。　24年3月期、25年3月期と複数の不採算案件の発生で損益は大きく悪化したが、そうしたリスクは後退してきたと考える。当社予想は足元の採算改善と、27年3月期のLNGカナダphase2（(phase1が10月末に完工)の大型案件の寄与による受注の見方を引き上げたため、各期で上方修正した。目標株価計算上の適用PERは採算悪化リスクの後退を評価し、過去レンジの10～20倍においてディスカウントしていた水準の11倍程度から、平均値の15倍程度へと見直した。適用基準期は28年3月期予想EPSから変更ないが、適用PERの引き上げと当社EPS予想の上方修正で目標株価は引き上げた。　主要事業である総合エンジニアリング事業は、24年3月期、25年3月期ではインフレの影響や人員配置のミスによる工程遅延などにより、複数の個別案件の採算性が悪化し、推定粗利率が大きく低下した。26年3月期、27年3月期においても損失引当済みの案件では売上高は計上されるが利益は計上されないため、全体の粗利率を低下させる影響は残るものの、影響額は低下し、総合エンジニアリング事業全体の粗利率は改善継続を当社では予想する。26年3月期第2四半期（7～9月）決算では一部の引き当て済み案件では採算の再悪化が見られたが、他の案件は順調でリスク費用の縮小による採算改善が悪影響を上回り、24年3月期以降で下方修正が継続してきた会社計画も営業利益で280億円へと従来の210億円から上方修正された。案件の再悪化リスクも後退と評価する。　同社は23年3月期に200億円の自己株式取得を実施した。当時は受注残高が増加し、手持ちの損失工事を一掃し、案件の完工によるキャッシュインでFCFが増加した。27年3月期も同様の状況にあると見て、当社予想で200億円の自己株式取得を織り込んだ、と指摘。　今2026年3月期連結営業利益を修正後会社計画280億円（EPS115.8円）に対し従来予想230億円（EPS95.2円）から300億円（EPS124.1円）へ、来2027年3月期同250億円（EPS115.9円）から320億円（EPS126.8円）へ、2028年3月期同290億円（EPS128.3円）から370億円（EPS144.6円）へ増額している。----------------------------------------------------------------------------- ＜TV番組共有システム　系列越え、オンラインで＞ ＮＥＣ<6701.T>　5616円 -263 19日付けの日本経済新聞朝刊は、同社がテレビ局や制作会社向けにテレビ番組をオンラインで共有できる新システムの提供を始めたと報じた。　記事によれば、これまで制作会社やテレビ局など系列を越えた業界内で番組を共有する際には、業務用の光ディスクに録画して物理的に搬送するのが一般的だった。2026年度までに番組5万本の登録をめざすとしている。----------------------------------------------------------------------------- ＜想定以上の増益ガイダンス、自己株式取得を評価＞ オープンハウスグループ<3288.T>　8685円 -284　大和証券では、想定以上の増益ガイダンス、自己株式取得を評価。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は7900円→9200円に引き上げた。　大和では、25/9期決算の着地は大和予想に若干未達だが、会社計画はマンションが大幅に伸長により想定以上の増益幅となっていると指摘。総還元性向40％以上の方針に基づき、配当に加えて自己株式取得を明らかにしており、ガイダンスと合わせてポジティブな印象という。営業利益で26/9期は1750億円（YoY+19.9%、会社計画1700億円）、27/9期は1870億円（同+6.9%）と予想している。----------------------------------------------------------------------------- ＜主要販売先での円安進行などを考慮＞ 朝日インテック<7747.T>　2717.5円 +37.5　東海東京インテリジェンス・ラボでは、主要販売先での円安進行などを考慮。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価は3700円→3800円に引き上げた。　東海東京では、主要販売先国通貨の円安進行から今後の為替前提を変更（米ドル：145円→150円、ユーロ：170円→175円、人民元：20円→21円）し、業績予想を引き上げた。循環器系PCI（経皮的冠動脈形成術）ガイドワイヤー、非循環器系ガイドワイヤーそれぞれの販売増で高利益成長が続くと考えている。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『オンライン証券売買動向』※データの公表もしくは配布形式が一律ではありませんので、記載項目 がやや違った部分があります。あらかじめご了承ください。□■□■□■□■□■＜オンライン証券・売買代金上位＞□■□■□■□■□■　前営業日の日経平均株価は続落した。キオクシア、サンリオが差し引き売り越しとなった。一方、ソフトバンクＧ、フジクラ、アドバンテストが差し引き買い越しとなったほか、ＳＢＩには買いが入った。━━━━━━━━━━━━━━━［ＳＢＩ証券］━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※単位（千円）【売り】 【買い】 銘柄 ｺｰﾄﾞ 売買代金 銘柄 ｺｰﾄﾞ 売買代金 -------------------------------------------------------------------------------キオクシア <285A>　115,416,085 キオクシア <285A>　114,399,384ソフトバン <9984> 65,777,424 ソフトバン <9984> 76,044,248フジクラ <5803> 60,823,543 フジクラ <5803> 72,291,211アドバンテ <6857> 54,342,655 アドバンテ <6857> 54,400,451ＮＥＸＴ <1570> 43,941,080 ＮＥＸＴ <1570> 50,009,211サンリオ <8136> 30,314,727 サンリオ <8136> 28,393,280レーザーテ <6920> 25,615,321 レーザーテ <6920> 28,370,012ディスコ <6146> 20,871,339 ディスコ <6146> 24,461,489三井海洋開 <6269> 17,630,371 古河電気工 <5801> 20,284,566古河電気工 <5801> 17,247,595 三井海洋開 <6269> 18,830,218三井金属 <5706> 14,575,961 三菱重工業 <7011> 18,595,048東京電力ホ <9501> 13,732,123 三井金属 <5706> 15,791,725三菱重工業 <7011> 12,646,353 東京電力ホ <9501> 14,605,639三井Ｅ＆Ｓ <7003> 11,000,755 三菱ＵＦＪ <8306> 13,138,062ＪＸ金属 <5016> 10,101,897 三井Ｅ＆Ｓ <7003> 12,166,655ＩＨＩ <7013> 8,332,502 ＩＨＩ <7013> 11,693,565ＮＥＸＴ <1357> 7,737,103 東京エレク <8035> 11,259,784三菱ＵＦＪ <8306> 7,492,422 ＪＸ金属 <5016> 11,084,358東京エレク <8035> 7,280,992 ＳＢＩホー <8473> 9,293,029住友ファー <4506> 6,706,774 住友ファー <4506> 7,441,869

★動意が予想される銘柄 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ＜足元の採算改善と大型案件の受注寄与を反映＞ 日揮ホールディングス<1963.T>　1835.5円 +36.5　野村証券が業績予想を上方修正。レーティングを「Neutral」から「Buy」へ、目標株価を従来の1400円から2200円へ引き上げた。　24年3月期、25年3月期と複数の不採算案件の発生で損益は大きく悪化したが、そうしたリスクは後退してきたと考える。当社予想は足元の採算改善と、27年3月期のLNGカナダphase2（(phase1が10月末に完工)の大型案件の寄与による受注の見方を引き上げたため、各期で上方修正した。目標株価計算上の適用PERは採算悪化リスクの後退を評価し、過去レンジの10～20倍においてディスカウントしていた水準の11倍程度から、平均値の15倍程度へと見直した。適用基準期は28年3月期予想EPSから変更ないが、適用PERの引き上げと当社EPS予想の上方修正で目標株価は引き上げた。　主要事業である総合エンジニアリング事業は、24年3月期、25年3月期ではインフレの影響や人員配置のミスによる工程遅延などにより、複数の個別案件の採算性が悪化し、推定粗利率が大きく低下した。26年3月期、27年3月期においても損失引当済みの案件では売上高は計上されるが利益は計上されないため、全体の粗利率を低下させる影響は残るものの、影響額は低下し、総合エンジニアリング事業全体の粗利率は改善継続を当社では予想する。26年3月期第2四半期（7～9月）決算では一部の引き当て済み案件では採算の再悪化が見られたが、他の案件は順調でリスク費用の縮小による採算改善が悪影響を上回り、24年3月期以降で下方修正が継続してきた会社計画も営業利益で280億円へと従来の210億円から上方修正された。案件の再悪化リスクも後退と評価する。　同社は23年3月期に200億円の自己株式取得を実施した。当時は受注残高が増加し、手持ちの損失工事を一掃し、案件の完工によるキャッシュインでFCFが増加した。27年3月期も同様の状況にあると見て、当社予想で200億円の自己株式取得を織り込んだ、と指摘。　今2026年3月期連結営業利益を修正後会社計画280億円（EPS115.8円）に対し従来予想230億円（EPS95.2円）から300億円（EPS124.1円）へ、来2027年3月期同250億円（EPS115.9円）から320億円（EPS126.8円）へ、2028年3月期同290億円（EPS128.3円）から370億円（EPS144.6円）へ増額している。----------------------------------------------------------------------------- ＜TV番組共有システム　系列越え、オンラインで＞ ＮＥＣ<6701.T>　5616円 -263 19日付けの日本経済新聞朝刊は、同社がテレビ局や制作会社向けにテレビ番組をオンラインで共有できる新システムの提供を始めたと報じた。　記事によれば、これまで制作会社やテレビ局など系列を越えた業界内で番組を共有する際には、業務用の光ディスクに録画して物理的に搬送するのが一般的だった。2026年度までに番組5万本の登録をめざすとしている。----------------------------------------------------------------------------- ★その他のオープンハウスグループ<3288.T>、朝日インテック<7747.T>は「TRC」画面の「動意銘柄、オンライン証券動向」でご確認下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『オンライン証券売買動向』※データの公表もしくは配布形式が一律ではありませんので、記載項目 がやや違った部分があります。あらかじめご了承ください。□■□■□■□■□■＜オンライン証券・売買代金上位＞□■□■□■□■□■　前営業日の日経平均株価は続落した。キオクシア、サンリオが差し引き売り越しとなった。一方、ソフトバンクＧ、フジクラ、アドバンテストが差し引き買い越しとなったほか、ＳＢＩには買いが入った。━━━━━━━━━━━━━━━［ＳＢＩ証券］━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※単位（千円）【売り】 【買い】 銘柄 ｺｰﾄﾞ 売買代金 銘柄 ｺｰﾄﾞ 売買代金 -------------------------------------------------------------------------------キオクシア <285A>　115,416,085 キオクシア <285A>　114,399,384ソフトバン <9984> 65,777,424 ソフトバン <9984> 76,044,248フジクラ <5803> 60,823,543 フジクラ <5803> 72,291,211アドバンテ <6857> 54,342,655 アドバンテ <6857> 54,400,451ＮＥＸＴ <1570> 43,941,080 ＮＥＸＴ <1570> 50,009,211サンリオ <8136> 30,314,727 サンリオ <8136> 28,393,280レーザーテ <6920> 25,615,321 レーザーテ <6920> 28,370,012ディスコ <6146> 20,871,339 ディスコ <6146> 24,461,489三井海洋開 <6269> 17,630,371 古河電気工 <5801> 20,284,566古河電気工 <5801> 17,247,595 三井海洋開 <6269> 18,830,218三井金属 <5706> 14,575,961 三菱重工業 <7011> 18,595,048東京電力ホ <9501> 13,732,123 三井金属 <5706> 15,791,725三菱重工業 <7011> 12,646,353 東京電力ホ <9501> 14,605,639三井Ｅ＆Ｓ <7003> 11,000,755 三菱ＵＦＪ <8306> 13,138,062ＪＸ金属 <5016> 10,101,897 三井Ｅ＆Ｓ <7003> 12,166,655ＩＨＩ <7013> 8,332,502 ＩＨＩ <7013> 11,693,565ＮＥＸＴ <1357> 7,737,103 東京エレク <8035> 11,259,784三菱ＵＦＪ <8306> 7,492,422 ＪＸ金属 <5016> 11,084,358東京エレク <8035> 7,280,992 ＳＢＩホー <8473> 9,293,029住友ファー <4506> 6,706,774 住友ファー <4506> 7,441,869

【14:00】日本株に対する強気姿勢は不変～ＭＳＭＵＦＧ　モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、日本株に対する「強気」姿勢は不変としている。基本ケースにおけるTOPIXの2026年12月末の目標値は、現在値より10％弱高い3600としている。一方で、外的ショックに起因する不確実性は強いと指摘。日本株の見通しを巡る強気・弱気両端の振れ幅は極めて大きいとしており、強気バイアスを維持しつつも、想定外のショックにも耐えうるポートフォリオの構築と、機動的なリバランス戦略が重要とコメントしている。 【13:25】今期中間決算は「堅調な決算」と評価～ＳＭＢＣ日興　ＳＭＢＣ日興証券では、TOPIX 2、3月決算企業の2025年度中間決算が、経常利益ベースで9.9％増となったとコメント。通期会社予想では経常利益が0.4％の減益と見込まれるが、コンセンサスでは2.8％の増益が予想されているとのこと。ＳＭＢＣ日興では、進ちょく率や上方修正割合が過去平均を上回ったことに鑑み、「堅調な決算」と評価している。トランプ関税の影響が予想より軽微であったことや、円安による為替前提の見直しが、堅調な決算の主因と指摘している。 【10:20】英国では雇用悪化を受けて12月の利下げ期待が高まる～東海東京　東海東京インテリジェンス・ラボでは、英国で11日に発表された雇用関連指標がいずれも労働市場のさらなる悪化を示唆したことに注目している。10月の雇用者数は前月比3.2万人減（前回は3.2万人減）と雇用減少が継続。9月の「失業率（7-9月の3カ月平均）」は5.0％と、21年2月（5.0％）以来の高水準となった。「週平均賃金（除く賞与、3カ月平均）」でも減速傾向が確認されたとのこと。これらを受けて、市場では12月18日開催の金融政策委員会での追加利下げに対する期待が高まったと東海東京ではコメントしている。 【9:45】エヌビディアの決算では中国向け販売のコメントの有無に注目～大和　大和証券では19日に発表予定の米エヌビディアの3Q決算に関して、（1）3Q実績と4Qの会社計画が市場期待に沿う内容であるか、（2）次世代GPU「ブラックウェル」の販売ペースが加速しているか、（3）中国向け販売についての何らかのコメントがあるか―といった点を注目点に挙げている。特に中国向け販売については、8月には性能を制限した「H20」に関して、条件付きで中国への輸出再開の許可を得ているものの、ここ数カ月にわたってフアンCEOは中国向けへの販売は計画していないとのコメントを繰り返しているとのこと。販売開始を示唆するコメントが聞かれた場合には、株価の押し上げ要因となりうると大和では考えている。 【8:45】寄り前気配はＺＯＺＯ、ＧＳユアサ、サンドラッグ、トヨタ紡織が高い気配値　主力株の寄り前気配では、ＺＯＺＯ<3092>+4.99%、ＧＳユアサ<6674>+4.09%、サンドラッグ<9989>+3.76%、トヨタ紡織<3116>+3.30%、パーソルＨＤ<2181>+3.14%、浜ゴム<5101>+2.55%、アルバック<6728>+2.34%、ＪＰＸ<8697>+2.21%、日揮ＨＤ<1963>+1.70%、オークマ<6103>+1.56%などが高い気配値。　一方、メディパル<7459>-10.01%、豊通商<8015>-9.94%、ウエルシアＨ<3141>-6.11%、ＰＡＬＴＡＣ<8283>-5.39%、ＦＵＪＩ<6134>-5.07%、きんでん<1944>-4.93%、ネクソン<3659>-4.19%、ＨＯＹＡ<7741>-3.89%、日テレＨＤ<9404>-3.48%、島津製<7701>-3.40%などが安い気配値となっている。

【13:25】今期中間決算は「堅調な決算」と評価～ＳＭＢＣ日興　ＳＭＢＣ日興証券では、TOPIX 2、3月決算企業の2025年度中間決算が、経常利益ベースで9.9％増となったとコメント。通期会社予想では経常利益が0.4％の減益と見込まれるが、コンセンサスでは2.8％の増益が予想されているとのこと。ＳＭＢＣ日興では、進ちょく率や上方修正割合が過去平均を上回ったことに鑑み、「堅調な決算」と評価している。トランプ関税の影響が予想より軽微であったことや、円安による為替前提の見直しが、堅調な決算の主因と指摘している。 【10:20】英国では雇用悪化を受けて12月の利下げ期待が高まる～東海東京　東海東京インテリジェンス・ラボでは、英国で11日に発表された雇用関連指標がいずれも労働市場のさらなる悪化を示唆したことに注目している。10月の雇用者数は前月比3.2万人減（前回は3.2万人減）と雇用減少が継続。9月の「失業率（7-9月の3カ月平均）」は5.0％と、21年2月（5.0％）以来の高水準となった。「週平均賃金（除く賞与、3カ月平均）」でも減速傾向が確認されたとのこと。これらを受けて、市場では12月18日開催の金融政策委員会での追加利下げに対する期待が高まったと東海東京ではコメントしている。 【9:45】エヌビディアの決算では中国向け販売のコメントの有無に注目～大和　大和証券では19日に発表予定の米エヌビディアの3Q決算に関して、（1）3Q実績と4Qの会社計画が市場期待に沿う内容であるか、（2）次世代GPU「ブラックウェル」の販売ペースが加速しているか、（3）中国向け販売についての何らかのコメントがあるか―といった点を注目点に挙げている。特に中国向け販売については、8月には性能を制限した「H20」に関して、条件付きで中国への輸出再開の許可を得ているものの、ここ数カ月にわたってフアンCEOは中国向けへの販売は計画していないとのコメントを繰り返しているとのこと。販売開始を示唆するコメントが聞かれた場合には、株価の押し上げ要因となりうると大和では考えている。 【8:45】寄り前気配はＺＯＺＯ、ＧＳユアサ、サンドラッグ、トヨタ紡織が高い気配値　主力株の寄り前気配では、ＺＯＺＯ<3092>+4.99%、ＧＳユアサ<6674>+4.09%、サンドラッグ<9989>+3.76%、トヨタ紡織<3116>+3.30%、パーソルＨＤ<2181>+3.14%、浜ゴム<5101>+2.55%、アルバック<6728>+2.34%、ＪＰＸ<8697>+2.21%、日揮ＨＤ<1963>+1.70%、オークマ<6103>+1.56%などが高い気配値。　一方、メディパル<7459>-10.01%、豊通商<8015>-9.94%、ウエルシアＨ<3141>-6.11%、ＰＡＬＴＡＣ<8283>-5.39%、ＦＵＪＩ<6134>-5.07%、きんでん<1944>-4.93%、ネクソン<3659>-4.19%、ＨＯＹＡ<7741>-3.89%、日テレＨＤ<9404>-3.48%、島津製<7701>-3.40%などが安い気配値となっている。

18日前場の日経平均は大幅に3日続落。米国株安を嫌気して、値幅を伴った下げとなった。東証プライムの騰落銘柄数は値上がり332/値下がり1211。業種別では全33業種中、32業種が下落。騰落率上位は陸運、医薬品、小売、下位は非鉄金属、情報・通信、電気機器となった。　ソフトバンクグループ<9984.T>や電線株が大きく下げており、ざっくりとした見方ではAI関連が弱いという構図。ただ、代表格のアドバンテスト<6857.T>は1％未満の下落にとどまっている。この銘柄が派手に下げることなく値を保っていることは、暴落に対する警戒を和らげる。19日発表予定のエヌビディアの決算は買い材料にも売り材料にもなり得るだけに、AI関連の中でも半導体株は押し目では買われる要素がある。日経平均の前引けは891円安の49432円。25日線（49960円）を割り込んで下げが加速した格好となっており、流れは悪い。ただ、全面安の分、下げ止まりが鮮明となれば鋭角的に戻す展開は期待できる。前場の安値49107円を下回らずに推移できるかに注目したい。　個別では、軟調相場の中でも年初来高値を更新してきた日揮ホールディングス<1963.T>、決算発表で急落した後は戻り基調が続いている日本ケミコン<6997.T>などの動きに注目したい。

【10:20】英国では雇用悪化を受けて12月の利下げ期待が高まる～東海東京　東海東京インテリジェンス・ラボでは、英国で11日に発表された雇用関連指標がいずれも労働市場のさらなる悪化を示唆したことに注目している。10月の雇用者数は前月比3.2万人減（前回は3.2万人減）と雇用減少が継続。9月の「失業率（7-9月の3カ月平均）」は5.0％と、21年2月（5.0％）以来の高水準となった。「週平均賃金（除く賞与、3カ月平均）」でも減速傾向が確認されたとのこと。これらを受けて、市場では12月18日開催の金融政策委員会での追加利下げに対する期待が高まったと東海東京ではコメントしている。 【9:45】エヌビディアの決算では中国向け販売のコメントの有無に注目～大和　大和証券では19日に発表予定の米エヌビディアの3Q決算に関して、（1）3Q実績と4Qの会社計画が市場期待に沿う内容であるか、（2）次世代GPU「ブラックウェル」の販売ペースが加速しているか、（3）中国向け販売についての何らかのコメントがあるか―といった点を注目点に挙げている。特に中国向け販売については、8月には性能を制限した「H20」に関して、条件付きで中国への輸出再開の許可を得ているものの、ここ数カ月にわたってフアンCEOは中国向けへの販売は計画していないとのコメントを繰り返しているとのこと。販売開始を示唆するコメントが聞かれた場合には、株価の押し上げ要因となりうると大和では考えている。 【8:45】寄り前気配はＺＯＺＯ、ＧＳユアサ、サンドラッグ、トヨタ紡織が高い気配値　主力株の寄り前気配では、ＺＯＺＯ<3092>+4.99%、ＧＳユアサ<6674>+4.09%、サンドラッグ<9989>+3.76%、トヨタ紡織<3116>+3.30%、パーソルＨＤ<2181>+3.14%、浜ゴム<5101>+2.55%、アルバック<6728>+2.34%、ＪＰＸ<8697>+2.21%、日揮ＨＤ<1963>+1.70%、オークマ<6103>+1.56%などが高い気配値。　一方、メディパル<7459>-10.01%、豊通商<8015>-9.94%、ウエルシアＨ<3141>-6.11%、ＰＡＬＴＡＣ<8283>-5.39%、ＦＵＪＩ<6134>-5.07%、きんでん<1944>-4.93%、ネクソン<3659>-4.19%、ＨＯＹＡ<7741>-3.89%、日テレＨＤ<9404>-3.48%、島津製<7701>-3.40%などが安い気配値となっている。