アムジェン、フィグマ、ノードソン

ウォール街の証券アナリストは月曜日、アムジェン、フィグマ、ノードソンなど複数の米国上場企業の格付けと目標株価を修正した。

ハイライト

• * アムジェン ：パイパー・サンドラーは目標株価を328ドルから342ドルに引き上げ。

• * フィグマ : 目標株価を328ドルから342ドルに引き上げ：RBCがセクター・パフォームのレーティングでカバレッジを開始、目標株価は75ドル

• * インテュイット・インク ：HSBCが目標株価を938ドルから971ドルに引き上げ

• * ノードソン : 目標株価を938ドルから971ドルに引き上げ：オッペンハイマー、目標株価を260ドルから275ドルに引き上げ

• * ズーム・コミュニケーションズ : 目標株価を引き上げHSBC が目標株価を99ドルから105ドルに引き上げ

以下は、ロイターが月曜日に発表した米国企業の調査結果。銘柄はアルファベット順。

• * アファーム・ホールディングス ：ドイツ銀行、目標株価を78ドルから90ドルに引き上げ

• * アライメント・ヘルスケア ：キーバンクがセクターウェイトからオーバーウェイトに引き上げ

• * アンビック・マイクロ・インク : 買気配を開始ニーダムは買いレーティングでカバレッジを開始、目標株価は48ドル

• * アンビック・マイクロ・インク ：Stifel が買いレーティングでカバレッジを開始、目標株価は45ドル

• * アンビック・マイクロ・インク ：UBS が中立評価、目標株価40ドルでカバレッジを開始

• * アムジェン : 買いでカバレッジを開始：パイパー・サンドラー、目標株価を328ドルから342ドルに引き上げ

• * ビル・ホールディングス : 目標株価を引き下げドイツ銀行、目標株価を49ドルから42ドルに引き下げ

• * バイオヘブン・リミテッド ：ドイツ銀行、目標株価を26ドルから29ドルに引き上げ

• * BJ'sホールセール・クラブ・ホールディングス ：シティグループは目標株価を120ドルから115ドルに引き下げ

• * BJ'sホールセールクラブ・ホールディングス ：D.A.デビッドソン、目標株価を140ドルから123ドルに引き下げ

• * BJ'sホールセール・クラブ・ホールディングス ：ジェフリーズ、目標株価を135ドルから125ドルに引き下げ

• * BJ'sホールセール・クラブ・ホールディングス ：JPモルガン、目標株価を113.00ドルから110.00ドルに引き下げ

• * BJ'sホールセールクラブ・ホールディングス : JPモルガンが目標株価を113ドルから110ドルに引き下げ：UBSが目標株価を135ドルから125ドルに引き下げ

• * ブロードコム : 目標株価を135ドルから125ドルに引き下げUBS、目標株価を290ドルから345ドルに引き上げ

• * バックル・インク : 目標株価を引き上げUBS、目標株価を51ドルから54ドルに引き上げ

• * クラウドストライク ：BMO、目標株価を460ドル引き下げBMO、目標株価を500ドルから460ドルに引き下げ

• * キューブスマート ：BMOが目標株価を500ドルから460ドルに引き下げ：シティグループ、目標株価を45ドルから43ドルに引き下げ

• * デイフォース : 目標株価を45ドルから43ドルに引き下げみずほはアウトパフォームからニュートラルに引き下げ、目標株価を80ドルから70ドルに引き下げ

• * ダイン・セラピューティクス : アウトパフォームからニュートラルに引き下げ：レイモンド・ジェームズはアウトパフォームからストロングバイに引き上げ

• * ダイン・セラピューティクス＜DYN.O＞：レイモンド・ジェームズは、目標株価をアウトパフォームからストロングバイに引き上げ：レイモンド・ジェームズは目標株価を31ドルから35ドルに引き上げ

• * エクストラ・スペース・ストレージ ：シティグループ、目標株価を165ドルから150ドルに引き下げ

• * フィグマ・インク ：JPモルガンがカバレッジを開始：JPモルガン、中立評価でカバレッジ開始、目標株価65ドル

• * フィグマ・インク : JPモルガンが中立評価でカバレッジを開始：モルガン・スタンレー、イコールウェイトでカバレッジ開始、目標株価80ドル

• * フィグマ・インク ：RBC がセクターパフォーマンスでカバレッジを開始、目標株価は75ドル。

• * FTAIアビエーション ：BTIGが目標株価を引き上げ：BTIGが目標株価を190ドルから230ドルに引き上げ

• * ゲイツ・インダストリアル・コーポレーション ：JPモルガン、オーバーウエートで新規格付け、PT35ドル

• * インテュイット・インク ：HSBC、目標株価を938ドルから971ドルに引き上げ

• * ジャーニー・メディカル・コープ : 買い優勢：H.C.ウェインライトは買いレーティングで開始、目標株価13ドル

• * ラザード : 買い気配：KBWが目標株価を60ドルから65ドルに引き上げ

• * ラザード ：KBW、目標株価を60ドルから65ドルに引き上げKBWがマーケットパフォームからアウトパフォームに引き上げ

• * リーガルズーム・ドット・コム ：シティグループが目標株価を10ドルから12ドルに引き上げ

• * レジェンド・バイオテック : 目標株価を10ドルから12ドルに引き上げ：JPモルガン、目標株価を77.00ドルから78.00ドルに引き上げ

• * ロウズ・カンパニーズ : 目標株価を10ドルから12ドルに引き上げシティグループ、目標株価を242ドルから266ドルに引き上げ

• * LSIインダストリーズ : 目標株価を242ドルから266ドルに引き上げカナコード・ジェニュイティは目標株価を22ドルから25ドルに引き上げ

• * ナショナル・ストレージ・アフィリエイトズ・トラスト : 目標株価を22ドルから25ドルに引き上げトゥルーイスト・セキュリティーズ、目標株価を37ドルから32ドルに引き下げ

• * ノードソン : 目標株価を37ドルから32ドルに引き下げオッペンハイマーは目標株価を260ドルから275ドルに引き上げ

• * NRXファーマシューティカルズ ：BTIGが目標株価を引き上げBTIG は目標株価を21ドルから25ドルに引き上げ

• * エヌビディア・コーポレーション : 目標株価を21ドルから25ドルに引き上げスティーフェル、目標株価を202ドルから212ドルに引き上げ

• * オクタ・インク ：トゥルーイスト・セキュリティーズは、ホールドからバイにレイズ、PTを100ドルから125ドルにレイズ

• * オラプレックス・ホールディングス ：カナコード・ジェニュイティは目標株価を1.5ドルから2ドルに引き上げ

• * オラプレックス・ホールディングス ：カナコード・ジェニュイティはホールドからバイに引き上げ

• * パグセグロ・デジタル : 目標株価を1.5ドルから2ドルに引き下げサスケハナ、目標株価を14.00ドルから11.00ドルに引き下げ

• * プレミア・インク : 買いパイパー・サンドラー、目標株価を24ドルから28ドルに引き上げ

• * セーブル・オフショア・コーポ : 目標株価を24ドルから28ドルに引き上げ：ゲルデスエナジーリサーチは中立評価で開始、PTは32ドル

• * サブラ・ヘルスケア・リート・インク : BMOは、目標株価を24ドルから28ドルに引き上げた：BMOは目標株価を19ドルから22ドルに引き上げ

• * サムサラ・インク ：Truist Securities は目標株価を42ドルから35ドルに引き下げ

• * センチネロン ：BTIG、目標株価を買いから中立に引き下げBTIGは買いから中立に引き下げ

• * ショルダー・イノベーションズ : 買いから中立に引き下げジェフリーズが買いレーティングでカバレッジを開始、PT19ドル

• * ショルダー・イノベーションズ ：買い気配：パイパー・サンドラーがオーバーウエート評価でカバレッジを開始、PT 18ドル

• * サイモン・プロパティ・グループ : 買いカバレッジを開始：トゥルーイスト・セキュリティーズ、目標株価を168ドルから169ドルに引き上げ

• * トール・ブラザーズ・インク : 買い優勢：シティグループ、目標株価を134ドルから138ドルに引き上げ

• * トール・ブラザーズ・インク ：レイモンド・ジェームズ、目標株価を130.00ドルから160.00ドルに引き上げ

• * トロ・コー : 目標株価を130.00ドルから160.00ドルに引き上げD.A.デビッドソンは中立から買いに引き上げ、目標株価は76ドルから93ドルに引き上げ

• * トリンセオ ：買い優勢：ドイツ銀行、目標株価を4ドルから3ドルに引き下げ

• * ズーム・コミュニケーションズ : 買いシティグループ、目標株価を84ドルから85ドルに引き上げ

• * ズーム・コミュニケーションズ ：HSBC、目標株価を10ドルに引き上げHSBC、目標株価を99ドルから105ドルに引き上げ

ロイヤリティ・ファーマ は月曜日、ビーワン・メディシンズ と、アムジェン の小細胞肺がん治療薬のロイヤリティ権を最大9億5000万ドルで取得する契約を締結したと発表した。

この契約によりロイヤリティ・ファーマは、化学療法が無効な広範なステージの小細胞肺がん患者を対象として昨年米国で承認を取得した同療法の世界純売上高の約7％にアクセスできるようになる。

この契約では、ロイヤリティ・ファーマは8億8,500万ドルの契約一時金を支払う。ビーワンは、今後12ヶ月以内にロイヤリティ社にロイヤリティの一部を最大6,500万ドルで追加売却するオプションを保持する。

肺がん治療薬イムデルトラのロイヤリティ期間は2038年から2041年まで延長される見込み。ビーワンは中国における同療法の商業権を保持する。

*S&P500 は連勝を3週間に伸ばし、パウエルFRB議長のハト派的な金利転換を受けて0.3%上昇で終了 * ダウ は1.5%上昇。

** ダウ は1.5％上昇、ナスダック総合 は0.6％軟化。金曜日にダウは 、2024年12月04日以来の終値最高記録を更新した。

** S&P500指数は最高値を更新し、ジャクソンのポットホール 。

** 米10年債利回り は4.25%台まで低下。

** ほぼすべてのセクターが上昇：確かに、グロース (.IGX)は、 バリュー に対して休息に熟したように見えた。グロースは、バリューに対して3月下旬以来最悪の週となった。

** エネルギー は2.8%急騰。ジャクソンホール・シンポジウムでFRB議長が利下げの可能性を指摘したため、 。

** 不動産 は2.4%高。アレクサンドリア・リアル・エステート やプロロジス などREITが、パウエル議長の講演で利下げを示唆 、上昇。

** 金融 は2.1％急伸。パウエル議長が 、9月利下げの可能性を示唆するも確約には至らず、銀行は上昇。

今週、S&P 500種銀行指数 (.SPXBK)は3%上昇、KBW地域銀行指数 Kは5%以上上昇。

** 工業株 は1.8％上昇。人事ソフトのデイフォース (.DAY.N)、120億ドルのトーマ・ブラボー買収で週間で31％急伸 ディール

** 消費者裁量 は1.3%上昇。ホーム・デポ は、 年間売上高と利益予想を維持し、関税による「控えめな」値上げ を指摘し上昇。

ホームビルダーのD.R.ホートン 、レナー 、プルテグループ は、パウエル発言後に利下げ観測が高まり 上昇。

** 消費財 は0.3%上昇。ウォルマート は、 年間見通しを上方修正しながらも、約3年ぶりの利益未達 で下落。

また、ターゲット (.TGT.N)は、第2四半期決算が好調だったにもかかわらず、新CEOに長年のインサイダーであるフィデルケ氏（）を指名したことで低迷している。

** 通信サービス は0.9％下落。グーグル親会社のアルファベット は、メタ・プラットフォームズ が 、100億ドルのクラウド契約を結んだとの報道を受けて金曜日に上昇した。

** テック は1.6％安。高値更新のパランティア はSPXワーストパフォーマー、週足で10％引き下げ、ハイテク株の躓きで AI取引の脆弱性を示し、空売りが大儲け PLTRの最近の下落で

インテル が火曜に上昇、日本のソフトバンク が20億ドルの投資で支援

半導体指数 はほぼ横ばい。

** 一方、個人投資家の弱気は後退、しかし依然として「異常に高い "

** SPXのYTDパフォーマンス：

** ベリント・システムズ の株価はプレ・マーケットで21.89％上昇し24.95ドル。

** 米国のプライベート・エクイティ会社、トーマ・ブラボーは、コールセンター・ソフトウェア・メーカーを負債を含めて約20億ドルで買収するため、 を計画していると、ブルームバーグ・ニュースが日曜日に報じた。

** 最終的な決定はなされておらず、交渉が決裂したり、時期や条件が変更されたりする可能性がある。

** YTD、VRNTは～25.5%下落

ウォール街の証券アナリストは月曜日、アムジェン、フィグマ、ノードソンなど複数の米国上場企業の格付けと目標株価を修正した。

ハイライト

• * アムジェン ：パイパー・サンドラーは目標株価を328ドルから342ドルに引き上げ。

• * フィグマ ：RBCがセクター・パフォームのレーティングでカバレッジを開始、目標株価は75ドル

• * インテュイット・インク ：HSBCが目標株価を938ドルから971ドルに引き上げ

• * ノードソン : 目標株価を938ドルから971ドルに引き上げ：オッペンハイマー、目標株価を260ドルから275ドルに引き上げ

• * ズーム・コミュニケーションズ : 目標株価を引き上げHSBC が目標株価を99ドルから105ドルに引き上げ

以下は、ロイターが月曜日に発表した米国企業の調査結果。銘柄はアルファベット順。

• * アムジェン ：パイパー・サンドラーが目標株価を328ドルから342ドルに引き上げ。

• * BJホールセール・クラブ・ホールディングス : 目標株価を328ドルから342ドルに引き上げ：D.A.デビッドソン、目標株価を140ドルから123ドルに引き下げ

• * BJ'sホールセール・クラブ・ホールディングス ：ジェフリーズ、目標株価を135ドルから125ドルに引き下げ

• * BJ'sホールセール・クラブ・ホールディングス ：JPモルガン、目標株価を113.00ドルから110.00ドルに引き下げ

• * フィグマ・インク : JPモルガン、目標株価を113ドルから110ドルに引き下げJPモルガン、中立評価でカバレッジ開始、目標株価65ドル

• * フィグマ・インク ：RBCがセクターパフォームのレーティングでカバレッジを開始、目標株価は75ドル。

• * ゲイツ・インダストリアル・コーポレーション ：JPモルガンがオーバーウエイトのレーティングでカバレッジを開始、目標株価35ドル

• * インテュイット・インク ：HSBCが目標株価を938ドルから971ドルに引き上げ

• * ラザード・インク : 目標株価を938ドルから971ドルに引き上げKBWがマーケットパフォームからアウトパフォームに引き上げ

• * ラザード・インク ：KBW、目標株価を引き上げKBW は目標株価を60ドルから65ドルに引き上げ

• * レジェンド・バイオテック ：JPモルガン、目標株価を引き上げJPモルガン、目標株価を77.00ドルから78.00ドルに引き上げ

• * LSIインダストリーズ ：目標株価を引き上げカナコード・ジェニュイティは目標株価を22ドルから25ドルに引き上げ

• * ノードソン・コーポレーション : 目標株価を22ドルから25ドルに引き上げオッペンハイマー、目標株価を260ドルから275ドルに引き上げ

• * オラプレックス・ホールディングス : 目標株価を260ドルから275ドルに引き上げカナコード・ジェニュイティがホールドからバイに引き上げ

• * オラプレックス・ホールディングス・インク ：カナコード・ジェニュイティは目標株価を1.5ドルから2ドルに引き上げ

• * プレミア・インク : 目標株価を1.5ドルから2ドルに引き上げパイパー・サンドラー、目標株価を24ドルから28ドルに引き上げ

• * セーブル・オフショア・コーポレーション : 目標株価を24ドルから28ドルに引き上げゲルデスエナジーリサーチは中立評価で開始、PTは32ドル

• * ショルダー・イノベーションズ : 買い気配：ジェフリーズは買いレーティングでカバレッジを開始、PTは19ドル

• * ショルダー・イノベーションズ : 買い気配：パイパー・サンドラーがオーバーウエート評価でカバレッジを開始、PT 18ドル

• * ズーム・コミュニケーションズ ：HSBCが目標株価を10ドルに引き上げ：HSBC、目標株価を99ドルから105ドルに引き上げ

米政府はトランプ大統領の肝いりで、半導体大手インテル に８９億ドル（約１兆３０００億円）を投資する。ただこの出資だけで、同社のファウンドリー（受託製造）事業を軌道に乗せることはできないだろう、と複数のアナリストは予想している。

インテルが次世代半導体プロセス「１８Ａ」と「１４Ａ」のために必要としているのは大口の顧客で、少なくとも短期的に見つけ出すのは難しい。

３月に就任したリップブー・タン最高経営責任者（ＣＥＯ）は先月、大口顧客を得ることができなければファウンドリー事業から撤退せざるを得ないかもしれないと発言。「この先の１４Ａへの投資は顧客からの確定した購入の約束に基づいたものになる」と言い切った。

サミット・インサイツのアナリスト、キンガイ・チャン氏は、タン氏のメッセージに込められた経済合理性を強調した上で「インテルが１８Ａと１４Ａの生産に乗り出し、ファウンドリー事業が存続できるようにするためには、顧客の十分な『数』を確保することが必須だ」と述べた。

チャン氏は「インテルが満足な顧客を手に入れられなければ、いかなる政府出資もファウンドリー事業の命運を好転させるとは思わない」と話している。

かつて米国の半導体生産能力と同義語だったインテルは、何年にもわたる経営上の失策を経て業界トップの座を台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ） に明け渡し、人工知能（ＡＩ）用半導体開発でもエヌビディア に差をつけられている。

窮地に陥ったインテルに今求められているのは、最先端半導体の製造能力を証明し、顧客を取り込むことだ。しかしロイターの報道によると、現時点でインテルは、１４Ａよりも線幅が大きい１８Ａの「歩留まり率（完成品のうち正常に動作する製品の割合）」が低いという問題に直面している。

ＴＳＭＣなどの大手ファウンドリーはアップル のような顧客と協力する際に、製造当初の歩留まり率の低調さに伴うコストを吸収できるが、６四半期連続で赤字を計上しているインテルはそうしたコストを負担しながら黒字にするのは困難だ。

ガベリ・ファンズのアナリスト、マキノ・リュータ氏は「歩留まりが悪ければ、新規顧客はインテルのファウンドリーを利用しなくなるので、技術面の問題を決して解決できない」と語る。

マキノ氏は、最終的にはインテルが最適な歩留まり率で製造可能になると信じているものの、トランプ政権による出資は、バイデン前政権が半導体産業強化のために制定した「ＣＨＩＰＳ法」で約束されていた資金提供に比べて、インテルにとって差し引きでメリットより弊害が大きいとの見方を示した。

「今回は制約のある資金だから」という。

インテルによると、米政府は同社の取締役ポストを要求しないし、株主の承認が必要な事案では経営陣の意向に賛成する方針だ。ただそうした投票の取り決めには「限定的な例外」が規定され、政府はインテルの株式を２２日終値より１７．５％も割安な価格で取得する。

トランプ氏とインテルはともに株式取得取引がいつ行われるかは明らかにしてないものの、実現すれば政府が筆頭株主になる。

＜ガバナンスへの影響に懸念も＞

トランプ政権にとってインテルへの出資は、米国内の製造拠点を拡充して雇用を戻すというトランプ氏の基本的な望みに沿った措置と言える。トランプ氏は一時、中国企業とのつながりを理由にタン氏の辞任を要求したが、すぐに軌道修正している。

複数のアナリストは、インテルが工場建設などを含めて政府の支援を受けられるのは追い風になると予想する。

インテルは既に、１０００億ドル超を投じて米国内の工場を拡張するとともに、年内に西部アリゾナ州の工場で半導体量産化を開始すると表明している。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「資金と事業成功を期待する新たな株主を手に入れたのはいずれも重要な意味がある」と指摘した。

今回の８９億ドルの投資に加え、これまでに交付された助成金が２２億ドルあるため、インテルに対する政府の資金拠出総額は１１１億ドルに上る。

ただクレジットサイツのシニアアナリスト、アンディ・リー氏は「政府出資はインテルが『大きすぎてつぶせない』企業だという強いシグナルだと受け止められる半面、それがガバナンス（企業統治）にどう作用し、インテルが株主の最善の利益のために行動する能力にどのような影響を及ぼすかが懸念される」と述べた。

リー氏は「インテルは逐次政府資金を受け取るわけではなく、政府の支援提供意欲が次第に弱まることを意味する」とみている。